10万組の親子が実践した幼児・小学生向け「超効率」英語学習教材のパルキッズです。


カートを見る
ログイン
パルキッズCLUB

パルキッズ塾 パルキッズ通信 | ,

ヘッダー

2018年11月号パルキッズ塾

Vol.67 | パルキッズ訪中記〜大連初上陸!見た目はヨーロピアン?!

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
https://www.palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-1811
小豆澤宏次『パルキッズ訪中記〜大連初上陸!見た目はヨーロピアン?!』(株式会社 児童英語研究所、2018年)


イメージ1 中国での教育熱、特に幼児教育におけるそれは留まることを知りません。日本でも20年ほど前に幼児教育ブームがありましたが、それ以上です。「うちの子は自分の好きなようにさせてあげたい」と、判断力がついていない子どもに、教育という将来を左右する重要な判断を無責任にさせてしまう日本の風潮とはまったく逆で、わが子を優秀に育てるためにはすべてを捧げる!という親の覚悟がひしひしと伝わってきます。
 さて、そんな中国では、幼児期の英語教育としてパルキッズプログラムを取り入れている所があります。その学校は北京、西安を中心に全国展開している学校で、年々生徒数がうなぎ登りに増えています。そんな関係で私は時折、中国でパルキッズの講演会を依頼され彼の地でお話しをさせていただいています。
 今回訪れたのは大連です。日系企業が多いのでご存知の方も多いでしょう。歴史好きの私は大連というと日露戦争の要所であった「旅順港」「二百三高地」という場所がまず頭に浮かびます。司馬遼太郎「坂の上の雲」を読んだ経験のある方であればお馴染みですね。
 さて、大連に着いて驚いたのは町並みです。北京や西安と違い、いわゆるThe中国という感じではなく、どことなくヨーロッパ、特に東欧の雰囲気を感じさせるものでした。それもそのはずで、このあたりは昔、ロシアの領土であった関係で、ロシア風建造物が今でもそこかしこに残っているのです。中国のようで中国でない独特の雰囲気に大変興味を惹かれました。


| やっぱり熱量が違う!

イメージ2 今回の講演会は年に一度開かれる全国選りすぐりの生徒たちの発表会の中でおこなわれました。私も講演会前に審査員席に座らされて、子どもたちの発表会の様子を見せていただきました。発表会では子どもたちが日頃磨いた「ちえ・もじ・かず」の取り組みで争うというもの。優勝者には豪華ロボットがプレゼントされるということで、子どもたちの気合いの入りようといったらありません。
 約4時間にわたって繰り広げられた戦いが終わり、講演会が始まりました。講演会では、幼児英語教育のゴールをどこに定めるのか、そのゴールにたどり着くにはどのような方法がよいのか、そしてどのような過程でゴールに達するのか、できるだけ具体的でわかりやすく伝えました。参加した保護者の皆さんは、メモをとったり、時折うなずきながら、集中して私の話に耳を傾けている様子に、皆さんの本気度合いを感じ、その姿勢に感動しました。その熱気に煽られたせいもあり、ちょっと話しが長くなりすぎたのはご愛敬で。


| 中国では未だに英会話教室全盛?

イメージ3 中国の英語教育に対する親の知識を見ると、やはり日本の20年前と同じような感じを受けました。それが何かというと「外国人先生至上主義」「会話至上主義」というものです。日本では今でこそ「言語環境」の必要性は誰もが知るところですが、彼の地ではまだ、英会話教室で外国人先生に教えてもらうのが一番の近道だというのが常識です。
 おそらく10年もしないうちに、幼児英語教育のあり方が見直されることは間違いありません。そして日本よりも数倍のスピードで変化することができる中国です。もしかするとあっという間に日本が追い越されてしまうかもしれない、そんな風に感じずにはいられませんでした。
 20年以上も前ですが私がマサチューセッツ工科大学(MIT)の近くに住んでいたとき、中国人留学生の多さに驚いたことがあるのですが、中国の子どもたちが英語を本格的に身につけたら、日本はもちろん世界中の有名大学が中国人留学生で溢れる時代が来るかもしれません(もうすでにそうなっているのかもしれませんが)。


| 今回お初グルメは「朝鮮族の串焼き」

イメージ3 中国でのもうひとつの楽しみがグルメです。私の通訳をしてくれているのが4カ国語を話せる金さんという才女です。その方は中国東北地方の朝鮮族の村の出身ということで、今回彼女のローカルフードである「朝鮮族の串焼き」に連れて行ってもらいました。
 面白いのが焼き方で、金串に刺さった肉(主にヒツジ)や野菜を自動串焼き機に設置してボタンを押すと、串がグルグルと回り出し、串を自分で回さなくても全体的にキレイに焼けるというものでした。
 焼けた肉にはゴマがきいたスパイスをかけたり、山椒、唐辛子が入ったスパイスをかけたり、さらには辛味噌をつけたりと、色んな味を楽しむことができるので、おいしい+楽しい満足グルメでした。
 最後には串にささったシュガートーストを焼いて食べるという、いかにも女子受けしそうなメニューもあったりと、ついつい食べ過ぎてしまいました。大連に行く機会があれば、ぜひ訪れてみてくださいね。
 次回はどこへ行くのか楽しみですが、またの訪中記をお楽しみに!


前の記事「タイトル」 | 次の記事「非認知スキルを鍛える」


次の記事
非認知スキルを鍛える

プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

この記事をシェアする

関連記事