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2022年11月号パルキッズ塾

Vol.115 | パルキッズプリスクーラー・パルキッズキンダーどう違う?

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
https://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-2211/
小豆澤宏次『パルキッズプリスクーラー・パルキッズキンダーどう違う?』(株式会社 児童英語研究所、2022年)


パルキッズプリスクーラー・パルキッズキンダーどう違う? パルキッズでは、幼児・児童のお子様が最初にお取り組みいただくメイン教材として『パルキッズプリスクーラー』と『パルキッズキンダー』をご用意しています。
 通常の流れで言えば、まず『パルキッズプリスクーラー』の1年目・2年目に取り組み、2年後に『パルキッズキンダー』に入るというものです。ただ、ご兄弟がいらっしゃる場合や、これまでの英語のご経験などから、どちらから取り組めばよいのか、というご質問をいただきます。
 そこで今回は『パルキッズプリスクーラー』と『パルキッズキンダー』の大きな違いにスポットを当てて解説していきたいと思います。
 大前提として多くの方が気にされる「難易度」はどちらも変わりません。一般的に親御さんが思っている「難易度」は、私たちが中学生以降に習う「英語」の難易度であると思います。しかし、イマージョン教育において、また自然な言語獲得において言えば、その難易度を当てはめることはできません。『パルキッズプリスクーラー』に「え?こんなレアな語彙が出てくるの?」というものもあれば、『パルキッズキンダー』に「こんな単語が今頃?」というものもあります。
 なぜそういう構成になっているのか、そしてどのように違うのか、ひとつずつ見ていきましょう。


世界が違う

世界が違う 『パルキッズプリスクーラー』と『パルキッズキンダー』の一番の違いと言えば、「世界の違い」です。パルキッズ教材では自然な言語環境を家庭内で作り出し、それによって大量のインプットをおこなっていくというプログラムですが、その環境を作る上で、最も重要なのが「日常会話ストーリー」です。
 『パルキッズプリスクーラー』では「としおの1日」そして『パルキッズキンダー』では「ケイの1日」という日常会話ストーリーが収録されています。この2つの日常会話ストーリーの違いこそが『パルキッズプリスクーラー』と『パルキッズキンダー』の違いと言えます。繰り返しますが、難易度ではありません。
 まず『パルキッズプリスクーラー』に収録されている「としおの1日」は、主に家庭内の会話で構成されています。おうちの中での「起床」「就寝」「お風呂」「遊び」「お手伝い」など、家庭内でまたは家庭の周りで起こるイベントにまつわるお話が中心です。そのストーリーに紐づく「単語」「歌」「絵本」などが設定されています。
 一方『パルキッズキンダー』に収録されている「ケイの1日」では、家の外の世界が舞台の中心です。ここではハワイのキンダーガーテンに通うケイくんが主人公であることから、そこがお話の舞台となります。「としおの1日」の時のような「家庭内」から一歩外に飛び出した世界でのイベントが中心となります。
 子どもたちは生まれて、そして成長していくとともに、プライベートな空間からパブリックな空間へと行動の幅を広げていきます。それに伴い、その空間で出会う表現や語彙を獲得していきます。パルキッズではまさにその流れを「かけ流し」によっておこなっているのです。


季節と連動

季節と連動 『パルキッズプリスクーラー』と『パルキッズキンダー』においてもう一つの違いは「季節感」です。『パルキッズプリスクーラー』では前述の通り、主にプライベートな空間でのお話が中心です。その中でもステップが進むごとに、徐々に外の世界へと広がりを見せていきます。
 一方『パルキッズキンダー』は、はじめからハワイのキンダーガーテンというパブリックな空間を舞台としています。ご存じの通り、幼稚園などの学校では、季節に連動したイベントが行われます。そのため、『パルキッズキンダー』では取り組みもすべてカレンダーと連動するような形になっています。
 1月であれば「New Year’s Day」4月は「Easter」10月は「Halloween」11月は「Thanks Giving Day」そして12月は「Christmas」といった具合です。こうやって季節と連動することで、パブリックな世界で流れる時と、今の自分の時の流れをリンクさせ、より近い関係を保つことで、理解を深める助けになるのです。
 日常会話ストーリー以外の歌や語彙も、もちろん季節と連動しています。『パルキッズプリスクーラー』では主に基礎概念の学習に主眼を置いた歌も、『パルキッズキンダー』では「Seasonal Songs」といったように、季節を感じられるものへと変わります。


取り組み順は気にしない

取り組み順は気にしない 最後に取り組み順について解説というか、多くの方が勘違いされている点について書いておきたいと思います。
 最初にお伝えしたように、『パルキッズプリスクーラー』と『パルキッズキンダー』はいわゆる我々が思う難易度で構成されているわけではありませんので、基本的にどちらを先に取り組まなければいけないというのはありません。しかし、一般的には身近な『パルキッズプリスクーラー』から外の世界の『パルキッズキンダー』の順でお取り組みいただく形となります。
 ただし例外があります。それはご兄弟がいる場合です。例えば上のお子様が、英語学習経験が豊富で、身近な表現・語彙のインプットが終了している場合、『パルキッズキンダー』からのスタートになります。その場合、下のお子様は上のお子様と一緒に『パルキッズキンダー』を聞くことになります。また、上の子が『パルキッズプリスクーラー』終了後に下にお子様が生まれた場合も同様で、上の子に合わせて下の子も『パルキッズキンダー』を聞きます。
 大前提として、一家に一環境というものがありますので、上の子には『パルキッズキンダー』下の子には『パルキッズプリスクーラー』という選択肢はありません。
 なぜ、下の子は『パルキッズキンダー』からでも問題ないのでしょう。それは兄弟がいる場合の下の子の言語環境と、一人っ子の家庭の言語環境を比べるとわかります。後者の場合は、年齢とともに家庭内ないから外の世界へ広がっていく、通常の道筋をたどります。つまり『パルキッズプリスクーラー』から『パルキッズキンダー』へ、で良いわけです。
 一方、前者の場合は、上の子が外の世界とすでに関わりを持っているため、下の子は期せずして外の世界の表現や語彙に触れる機会を持つことができます。つまり、上の子がいることで、いきなり『パルキッズキンダー』で出てくる表現や語彙に触れることができるのです。
 前者と後者では言語環境が多少異なりますが、結局、生活言語レベルで身に付く語彙や表現に差異はありません。
 このことから、『パルキッズプリスクーラー』と『パルキッズキンダー』でどちらから取り組んでも結果同じになるので問題ないのです。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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