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2021年12月号パルキッズ塾

Vol.104 | パルキッズの取り組みQ&A~兄弟編

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
https://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-2112/
小豆澤宏次『パルキッズの取り組みQ&A~兄弟編』(株式会社 児童英語研究所、2021年)


パルキッズの取り組みQ&A~兄弟編 今年もあっという間に師走です。みなさんの今年の取り組みはいかがでしたか?淡々と進めることができた方もいれば、もう少し取り組めたと思っていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。英語教育(幼児教育も含め)の鉄則は後悔しない、です。後悔しても過ぎ去った時間は取り戻すことはできません。それよりも残り時間でいかに確実に進めていくか、常に前を見てやっていきましょう。今年思い通りにできた方もそうでない方も、来年の取り組みが順調に進むように、それだけを考えていきましょう。
 さて、今回は久しぶりにQ&A方式で取り組みのご質問に答えていきたいと思います。日々教務のご指導をしていると、質問内容はだいたい同じような傾向が見て取れます。つまり多くの方がつまずくポイントというのがあるわけです。来年に向けてそのあたりを少しでもクリアにできるようにしていきたいと思います。今回は兄弟の取り組みにフォーカスしてお答えしていきます。


Q 上の子が5歳、下の子が3歳です。これから『パルキッズプリスクーラー』と『アイキャンリード』をスタートさせようと思っています。過去の回答で下の子の『アイキャンリード』は少しずらしてスタートした方がよいというのを目にしました。同時にスタートしてはいけないのでしょうか?

 これは上の子と下の子の年齢差、それから関係次第です。基本的に親御さんからすると同時にスタートする方が環境づくりの管理が簡単になりますので、同時スタートを勧めています。ただ、上の子と下の子の年齢差があまりない場合(特に年子の場合)は注意が必要です。上の子は常に下の子に追いかけられているというプレッシャーを感じています。慎重な長子というわけですね。一方、下の子はプレッシャーを感じていない(上の子よりもできなくて当然)ので間違うことに恐れず、自由に取り組むことができるわけです。すると何が起こるのかというと、下の子の方がアウトプット(『アイキャンリード』でいえば暗唱)がどんどん出てくるのですね。アウトプットが出てくる下の子を見て、周りは「すごい!」となるわけです。下の子は自信をつけてさらにアウトプットが出てくるという好循環が生まれます。
 一方、上の子は下の子が自分よりできるのが面白くありません。どうしても下の子よりできて当たり前という目で見られていることを知っているからです。こうなってしまうと上の子は英語嫌い(正確には英語の取り組み嫌い)になってしまいます。
 つまり、基本的には兄弟で同時にスタートするのが好ましいのですが、上の子と下の子の年齢が離れていない場合、そして上の子が下の子に対してプレッシャーを感じている場合は、スタート時期をずらしてあげる方が間違いありません。さらに言えば、下の子が取り組みをスタートした時に、上の子に面倒を見させれば上の子のプライドが保たれます。英語の取り組みは常に上の子に気を遣ってください。下の子は上の子が成功すれば自然に成功がついてきます。


Q 現在『パルキッズプリスクーラー』に兄弟で取り組んでいます。オンラインレッスンを二人別々にやる時間がないので、一緒にさせているのですが、やはり別々にやらせた方がよいのでしょうか。というのも、最近上の子が取り組みをやりたがりません。下の子は楽しそうに取り組んでいるので安心なのですが…。

 大前提として1つのオンラインレッスンを兄弟で一緒に取り組むのはダメです。理由は2つあります。1つ目は正しい教務指導を受けられなくなるからです。パルキッズのオンラインレッスンは基本的にユーザー別にデータを収集しています。そのデータを元に教務指導をさせていただいています。そのため、兄弟で取り組む場合は『追加オンラインレッスン』をご購入いただきユーザーを追加してお取り組みいただくという方法をとっています。1ユーザー分のレッスンを2人で取り組むことで、正答率やその遷移が不正確となり、せっかくのデータが意味のないものになってしまいます。兄弟で取り組む場合は必ずユーザーを追加する形で取り組みましょう。
 2つ目は前出の回答と被るのですが、プレッシャーを感じている上の子と、無邪気な下の子という構図です。下の子は間違うことを恐れません。上の子が答える前に回答したり、自由に取り組みます。上の子はどうしても上の子という意識があるので、下の子の自由奔放な振る舞いに対してグッと我慢をするわけです。そしてその我慢が嫌になるとご質問者のお子様のように、取り組みをやりたがらなくなるわけです。時間や端末をわける必要はありませんが、上の子が終わったら下の子という形で取り組みの流れを作ってあげましょう。また上の子が取り組んでいる最中に下の子が邪魔をしないよう気をつけてください。もちろん前出の回答にもあるように、上の子が下の子の面倒をみるというのは上の子にとってプラスの効果があるので、そういった環境が作ることができればベストです。


Q 来月『パルキッズプリスクーラー』が終了し、次の『パルキッズキンダー』に入る予定の3歳児ですが、私自身が3ヶ月後に出産を控えている状態です。下の子が生まれてた後に聞かせるのは、上の子に合わせて『パルキッズキンダー』でよいのでしょうか。下の子には難しそうで心配です。やはり下の子は別に『パルキッズプリスクーラー』を流してあげた方がよいのでしょうか?

 かけ流しのルールで「かけ流しの内容は一家に一つ」というものがあります。そしてその内容は上の子に合わせるというものです。このルールに照らし合わせると、ご質問者の場合は『パルキッズプリスクーラー』が終わったら『パルキッズキンダー』をかけ流し、生まれてくる下の子も一緒に『パルキッズキンダー』を聞く、ということになります。
 まず『パルキッズプリスクーラー』より『パルキッズキンダー』が難しいので、それを下の子にかけ流しても大丈夫なのかご心配されているようですが、まったく問題ありません。なぜならかけ流しの内容は覚えたり、理解する必要はないからです。日本語で言えば家庭内の会話です。これを生まれてきたばかりの子が理解できなからといって話し方を変えることはありませんよね。それは親御さんが理解してもらおうと思っていないからです。パルキッズのかけ流しというのはあくまでも英語の音を通して、英語のリズム獲得と仮語彙の収集です。理解云々は必要ありません。
 また『パルキッズプリスクーラー』と『パルキッズキンダー』の違いはいわゆる我々が中学生以降に学んできた英語の難易度で構成されていません。単純に『パルキッズプリスクーラー』はプライベートな内容(家の中そして周りの内容)が中心、一方『パルキッズキンダー』はパブリックな内容(幼稚園などの家の外の内容)が中心というだけです。日本語でもそうですが、上に兄弟がいる場合は、下の子は生まれてきたばかりでも上の子が持ち帰ってくるパブリックな内容が家の中の言語環境の中に溢れます。一方、一人っ子で生まれてきたばかりの子はプライベート中心の言語環境に触れています。
 つまり兄弟の構成で家庭内の言語環境は異なるわけですが、3歳までに身につける生活言語は一様に同じレベルのものを身につけます。上記のことから下の子は上の子と一緒に『パルキッズキンダー』を聞いていただければ問題ありません。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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