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2024年6月号パルキッズ塾

Vol.134 | 取り組みのペースを取り戻す3つの方法

written by 小豆澤 宏次(Hirotsugu Azukizawa)


※本記事のテキストは引用・転載可能です。引用・転載する場合は出典として下記の情報を併記してください。

引用・転載元:
https://palkids.co.jp/palkids-webmagazine/palkids-juku-2406/
小豆澤宏次『取り組みのペースを取り戻す3つの方法』(株式会社 児童英語研究所、2024年)


取り組みのペースを取り戻す3つの方法 一学期もちょうど折り返し地点になりました。みなさんのお取り組みはいかがでしょうか?特に新年度から入園・入学をしたお子さまは、生活のペースが大きく変わり、ちょうど慣れてきたところでゴールデンウィークが入って、なかなかペースをつかめない、そんなことが毎年恒例のように起こります。
 でも大丈夫。例えペースが乱れていたとしても、それを取り返す方法はあります。ご安心ください。一方でここでペースをつかめなければ、次の大きなイベントである夏休みに入ると、またペースを取り戻せないまま二学期に突入しなければいけなくなります。そうなるともう半年もストレスのある取り組みを続けていることになり、そのままフェードアウトする原因になる場合も珍しくありません。
 ちょっと怖いことばかり書いてしまったのですが、みなさんを驚かせるためにではなく、たった3つの方法を実践していただくだけで、この悪循環を避けることができることをお伝えしたいと思っています。ですから最後までご覧になって、ぜひ安心して取り組みをご継続ください。たった3つですからね。大丈夫です。必ずできます。


今をミエル化しよう

今をミエル化しよう わが子に教育的な投資をすると気になるのは未来のリターンです。英語であればわが子がペラぺラと英語を話している様子が思い浮かぶかもしれません。その他の習い事でも同様に、リターンを想像してしまうのですが、ついつい今のわが子と未来のわが子を比較してがっかりする、そんな経験を一度はしたことがあるでしょう。やらないでくださいとはいいませんが、それはあまり取り組みに好影響を与えることはありませんので、できれば避けていただいた方がよいでしょう。
 さて、大事なのは、今を把握することです。地図を想像してください。スタート地点と目的地があります。その道のりの中で今自分がどこにいるのか、それを正確に把握することがいかに大事なことかは言うまでもありませんね。パルキッズの教育も同様です。まずは今を把握しましょう。
 まずはお子様別に今行っている取り組みを書き出してください。そしてそれぞれが全行程のどのあたりにいるのかを書き出しましょう。例えばパルキッズプリスクーラーYEAR1のSTEP4のレッスン3をやっているとしましょう。全部で12STEP(カ月)分あるので、のこりが9カ月を切ったところにいることがわかります。ちなみにかけ流しとオンラインレッスンの進みがずれている方がほとんどなので、それぞれ書き出していただくのがよいでしょう。可能な方は毎月この作業をしていただくのがよいので、スプレッドシートなどで管理していただくのがおすすめです。
 さらにパルキッズだけでなく、その他の習い事も同様に書き出してください。ちなみにそれぞれの取り組みの目的も書いておくと、目的が被っているものがあるかどうかが一目瞭然です。かけ流しであれば「インプット」、アイキャンリードであれば「読解力育成」ですね。
 これをやることで、お子さまの投資のポートフォリオ的なものを作ることができます。無駄はないか、無理をさせてはいないか、まだ足りないところがあって追加する余地があるのか、これが一目でわかるようになります。そして漠然と「今のままでよいのか」と感じていた不安を取り除くことができます。


取り組み≠勉強のマインドセット

取り組み≠勉強のマインドセット これは口を酸っぱくしてお伝えしていることですが、幼児・児童の英語教育と中学生以降のそれとではまったく考え方が異なります。わかりやすく日本語に置き換えて言えば、前者が3歳ぐらいまでに獲得する日本語、そして後者が授業でやる国語といった形です。国語では漢字を覚えたり、主語述語などの文法教育も行います。一方、日本語はどうでしょう?何か勉強をして覚えることはあるでしょうか?ただひたすら環境を与えることしかしていませんよね。しかも環境を与えているという自覚すらありません。こうしてみるとよくわかりますが、日本語と国語とでは親御さんの関わり方がまったく異なっています。さらにわかりやすく、日本語を「獲得」、そして国語を「勉強」と言い換えてみます。
 獲得では前述の通り、ひたすら環境を整えることが親の役割です。教えたりすることもありません。もちろん今日やったことを覚えてテストをして確認することもありません。子どもたちの頭の中はブラックボックスですが、だからといって不安に感じることすらありません。  一方、勉強の場合、覚えたり、確認をしたり、テストで100点を取ることを期待します。もちろんわからないところは親が教えることもあるでしょう。親が気になる国語力については、テストや成績表などで数値化されるので、親御さんとしては安心です。
 と、ここまで獲得と勉強それぞれ見てきましたが、パルキッズの取り組みがうまくいかない親御さんは、獲得と勉強が混在していることに原因があるようです。パルキッズは獲得です。しかし覚えさせたり、教えたり、確認したり、期待したりといった勉強の要素を取り入れてしまうことがあります。獲得では得られない勉強で得られる要素を期待しても、ストレスが溜まるばかりです。取り組みは勉強ではなく獲得であるというマインドセットで取り組むことで、スッキリと迷いなく取り組みが進められるでしょう。


遠くを見ない。近くを見よう

遠くを見ない。近くを見よう 幼児・児童の英語教育、パルキッズの場合で言えば、かけ流しから英語のリズムを獲得するまで約2年、拾い読みでさらに2年、音読できるようになるまでプラス3年、最終的に多読できるようになるまでスタートから10年ぐらいかかるのが一般的です。もちろんスタートする年齢によって異なりますが。小学生で英検準2級、ペーパーバックの本で読書しているわが子を想像すると夢が膨らみます。ゴールやその途中のマイルストーンを決めるのは大切なことです。ただ、そこばかり見ていると、今のお子さまと比べてはがっかりする、そうやってモチベーションが下がって取り組みがうまくいかないということはよくあることです。
 さらにお子さまの英語力は右肩上がりに伸びていくわけではありません。停滞してはブレイクスルーをしてという階段のような形で上がっていきます。停滞している時はまるで英語力が下がったようにも感じます。とにかく長い期間をかけて少しずつゴールへと近づいていく、それが英語教育です。そんな中で遠くのゴールばかりを見て期待しても、モチベーションは続きません。一度ゴールを決め、道順を決めたら、あとは目の前だけを見て取り組みましょう。以前のパルキッズ通信でもありましたが「今日の取り組みは明日の取り組みためのもの」というぐらいの近視眼で取り組みをすることが重要です。「明日のための今日」です。そして気づいたらマイルストーンを次々とクリアしている、それが幼児期から始まる英語教育です。

 いまのすべきことをミエル化し、親ができることは環境づくりであるというマインドセットで、目の前だけを見て取り組む、これこそが取り組みのペースを掴む最大のコツになります。夏休みが始まるまでに、このやり方でペースを掴んでいきましょう。


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プロフィール

小豆澤 宏次(Azukizawa Hirotsugu)

1976年生まれ。島根県出身。同志社大学経済学部を卒業後、米国ボストンのバークリー音楽大学に留学し、音楽家として活動。帰国後は幼児・児童向け英語教室にて英語講師を務める。児童英語研究所所長・船津洋氏に「パルキッズ理論」の指導を受け感銘を受ける。その後、英語教室の指導教材を「パルキッズ」へと全面的に変更。生徒数を大きく伸ばすことに成功する。児童英語研究所に入社後は、年間1,000件以上の母親への指導を行うとともに、パルキッズのオンラインレッスンのプログラムの制作ディレクションを行う。また大人向けの英語素読教材の制作ディレクションも行う。

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